3/11に思う 宇宙〜大震災〜大空襲 そして桜

若田光一宇宙飛行士が、国際宇宙ステーション船長になったという嬉しいニュース。
日本人の輪を大切にする心が彼の人間性を築き、超優秀な能力と体力がそうさせたのだと思うと 日本の誇りだ!


折しも今日は3月11日、3年前の今日を思い出すととても恐くなる。
この頃になると メディアが特集を組むが、
経験した全ての人が それぞれの恐怖体験を語る事ができるのであろう。


その当時にも思ったのであるが(ブログにも書いた)、宇宙から見たら、
そう若田さんたちが見たら地震津波はどう見えるのであろう。
飛び始めたカフンが鼻をくすぐり我慢していたくしゃみが一気に出て そのあとくしゃみが続くように、 
地球がくしゃみをしたように見えるのではないか。
地球のくしゃみには 多くの犠牲が伴うが誰も停められないし、特効薬もなく、
注意報が適切に出ればそれに対応するしかないのであろう。


今朝は、時差ぼけで早く目覚めてしまうためベッドの中で、フェイスブックを繰っていたら、
3年前の津波でご両親を亡くした友人があげていたサイトを 導かれるように開けてしまった。
http://www.kmine.sakura.ne.jp/kusyu/kuusyu.html
そこには昭和20年3月10日の東京大空襲が史上最大の大虐殺である事が綴られていた。
アメリカ軍が行った人為的な大空襲である。眼を見張り、心が重くなった。(是非 皆様もご覧いただきたい)



話が前後するが 3年前の津波の1ヶ月後くらいに被災地にうかがわせて頂く機会を得て車で行った時に、
綺麗に花をつけている桜の木の向こうに広がる光景に驚き、自然の恐さとどんな時にも花をつける自然の強さを感じた。
生き残って避難生活をしている人たちの不安とその人たちが花を愛で癒されている状況を見せてもらった時、
人間はもろいけど強いと感じたのを忘れない。


大空襲のサイトの最後の方にも 隅田川沿いの美しい桜が映っている。
桜の花びら一つ一つには、大空襲で亡くなった人たちが 「東京の発展は自分たちの犠牲のもとにある事を忘れないでほしい」と言っている魂なのではないかと感じてしまった。


自然災害は どうしようもない。
しかし、戦争はしなければ良い。
戦争を体験した人が少なくなっている今、
それも伝えなければいけない事なのではないかと改めて思った。