NY 変わらない昔と変わって行く今

紅葉が始まっているNY郊外

10日間のNY滞在を終えKennedy Airportに行く途中のWhitestone Bridgeから見る秋晴れのマンハッタンの風景は、
昔と変わらず思わず写真を撮りたくなるほどステキでしたが、昨年見たものとも、12年前以前に見たものとも、
明らかに違っていました。
時間が経っても変わらないはずのマンハッタンの風景が2001年9月11日以来12年間は、「あそこにワールドトレードセンターの二つのビルがあったのよ。」と言う修飾文がついていました。
それが、昨日は「ついに新しいビルが出来てきたのね。もうエンパイアステートビルより高いね!」と感嘆とも違う複雑な歴史の重みを感じた言葉が発せられました。
まだまだ記憶にある悲劇ですが、時間はそれをモニュメントにして力強く歴史に変えていくものなんだと感じました。
あれから、世界情勢が大きく変わってテロの悲劇が続いているのですが、自然現象で起こる悲劇のみならず、
人間が起こす悲劇でさえ時と人間の知恵(時として傲慢)が歴史に変えて行くのでしょう。


ニューヨーク旅行は最初の5日間は弊社の中川ひろ子と一緒にマンハッタンに滞在、
後の5日間は車で30分程の郊外に滞在してきました。
マンハッタンの詳細は中川ひろ子のブログhttp://nyphstaff.hatenablog.com/で紹介しています。
私達らしく、貪欲に一流の舞台を観て、人に会って、よく食べて、めっちゃ楽しく過ごしました。
クタクタになってホテルに戻って、私はベッドに暫し倒れこむのに、歳の違いなのか、
使命感の強さなのかロコちゃんはそれからブログを書くのですよ!!本当に頭が下がります。


マンハッタンの中にいても、20年前と変わらないものと、変わったなあ!と感じるものがあります。
劇場やロングランの舞台、変わらないけど、チケット代が2倍になっています。
20年前に比べてお給料は2倍にはなっていないでしょう!
昔は、日本より相当安く世界の一流の物が見れたと思っていたのですが、現在はおなじ位でしょうか?
食べ物は健康志向が定着してきましたね〜。
和食もいっぱい、サラダデリ、ジューススタンド、、、、
でもカロリーたっぷりのファストフードは相変わらず至る所いっぱいです。
道も相変わらずデコボコでひどすぎる。
車はずいぶん綺麗になっているけど、クラクション鳴らすの少し控えたら〜!


郊外の暮らしはあまり変わりなく、たっぷりの自然の中で淡々と日常が進められている様に感じました。
既に紅葉が始まっていて、ドライブしているだけでも美しく平和です。
季節毎のイベントも日本の祭りのように、毎年繰り広げられていて、
秋ならではのアップルピッキングとパンプキン祭りは昔を思い出させてくれて嬉しかったです。


しかし、昔、そこのアップルサイダーと揚げたてドーナッツが美味しくてよく子供を連れて行っていたファームが高級そうな住宅街に変わっていて、ちょっとビックリ。
あそこの人達、土地を売って大きなお金を手にしたのでしょうね!、、、、なんて余計なことかんがえましたぁ!


ニューヨークって、大都会のすぐ隣に軽井沢のような落ち着いた田舎があってそのバランスが絶妙です。
変わらない昔と変わっていく今、そのバランスも好きです。