最高気温〜own risk

都会の部屋で仕事をしていたり、ホールでコンサートの本番をしていると
外の天気や気温は全く関係なく、それに忙しさも加わり　
時としてここはどこなのか？　何時なのか？さえもわからなくなってしまいます。

ここ２週間は　現代の人間だから成せる、空間を飛び越える事、
土地に根付いたステキな人に会う事、を目一杯してきました。
それと同時に　現代の人間にもできない自然の脅威にも出会い自然の中に生かされている事を強く感じました。

♪６月２２日は佐賀県鹿島で久しぶりに沖仁のコンサートを企画しました。
何年前でしょう。ある人に連れられて行った若いグループのコンサートで
眼が点になるほど沖さんのフラメンコギターの演奏に釘付けにされ、半端無い才能を持っていると驚き、
我家でも鎌倉でも数回ライブをさせて頂きました。
その後　数年で世界的なコンクールで優勝→大河ドラマの主題歌で活躍。。。。
と私の眼と耳は間違いなかったと確信するとともにどんどん遠い存在になっていってしまった沖さんでした。

しかし、想っていれば叶う！！　鹿島で再会を果たしました。舞台は洗練され、演奏はすばらしい、人としても尊敬。
一流になるってこう言う事と嬉しく拝見させて頂きました。

♪６月２６日は　秦万里子といくマレーシアの旅に出発。個人的には５年連続、団体旅行としては３回目のツアーでした。
まずはピアノ贈り隊の初代のピアノ（河合楽器のエメラルドグリーンのグランドピアノ）がステージの上にあるスメッシュ校。
湿気で緩んだ弦を調律の為に　青木さんが一足先に行ってくれていた事には感謝でした。
毎年変わらずに　歓迎してくれる子供達との一時は　孫にあった時のような嬉しさです。
一緒に行った３０名の中には、子供達の為にと独自に日本の文化紹介を用意して来てくれすばらしい文化交流になりました。

♪サバ観光局の招待ディナー・・・美味しいステキなレストランで　いままでの交流の歴史を振り返りました。

♪サバ観光局主催のサンセットミュジックフェスティバル参加が大きな目的でしたが、自然がままならない事を実感。
３時間もかけて行ったKUDATの町でしたが、大雨で中止になってしまいました。
しかし、色々な方の臨機応変の対応で　ホテルのロビーでコーラス隊が歌を披露でき、
秦万里子と森下滋のピアノ演奏も楽しめ　却って濃密なすばらしい一時になりました。

♪３回目のボルネオツアーを企画するにあたり、特徴と価値をつける為に普通のツアーでは味わえない事を盛り込むよう練って行きます。
その一つ　ジャングルリゾートに泊まってクルーズ。ゲリラ豪雨のような雷雨の中、道路状態が悪いバス移動後　ボートで対岸のリゾートまでの移動は圧巻でした。
天気がよければ　穏やかな熱帯雨林で　テングザル　尾長猿　蛇　鰐　サイチョウ　鷲　などに会って　異空間を想いっきり感じ楽しめ、現代の旅行だからこそ味わえる醍醐味を満喫し、同時に自然の脅威は本当に怖いと思いました。

♪セピロクオランウータンリハビリテーションセンターで
マリコとマリオ（4番目の子供）に会えたのも偶然のラッキーだったのですが　
そこに出て来てくれると常時いるような錯覚さえ覚えます。
コンサートの会場で集めた寄付金１８万円を届けられた事　皆様のご協力があってからこそと感謝いたします。

♪KLでツアーの皆様とは別れて　私だけ２日間滞在して来たのですが、
コーディネートしてくださる方のご尽力で短い滞在が充実した価値のあるものに変わって行き、
今後に繋がるのではないかと期待が深まって行きました。
現代ならでは空間を飛び越え、人と出会う事ができたと嬉しく想っています。

♪そして最後は　この土日に行って来た北海道本別での秦万里子コンサートでした。
過去経験した事が無いくらいの暑さに見舞われ、
冷房の無いホールでは　ありがたい事に　夏を感じ、暑さを感じ、用意してくださった冷たいものへの感謝、
そうそう過去（昭和５５年に建てた）まで感じられました。
何よりも　主催してくださった町の方々の温かさには　温度計は動かないでしょうが今年最高の暑さを感じてしまいました。

♪ここ２週間を振り返ると　いろいろ学びました。
この写真にあるように、来た道も行く道も　自分の人生　own risk　と潔く想って生きて行きたいと思いました。