家政婦は見た NO.1

Yuko-Nakamura2012-02-25

NYパワーハウス代表の中村はサンフランシスコの夫婦のお産の為、仕事を休み住み込み家政婦として派遣されました。
ボランティア家政婦です。
SF飛行場に近く、広大なWildlife Refuge(鳥獣保護区)が徒歩5分のところにあり、
中国系のスーパーやスターバックスコーヒーが一角にある比較的大きなアパートです。
彼らのアパートはベッドルームが一つしかないため、リビングルームが 私の居場所です。


家政婦ですもの 家事の好き嫌いは言っていられませんが、人間ですもの好き嫌いはあるものです。
料理は大好き、お買い物大好き、片付けもまあまあ、洗濯、掃除という順番です。
しかし、家政婦中村には技能があります!アメリカで運転できる免許証です。
ただナビに慣れてしまった脳には 地図を頭に入れるのに四苦八苦ですが....


ここでは日常のお買い物は なかなか一カ所で終わりません。
無農薬のものを買うには○○、日本の食材を買うには○○、中国系のスーパーでは○○、
ベビー用品は○○、日用品は○○と分かれています。どこに行くのも車で2分から10分の距離。
赤ちゃんを身近に扱う人は アメリカの法律では百日咳の予防注射を受けていないといけないということで、
アメリカの大手薬局(日本で言えばマツモトキヨシみたいなところ)に行って、
窓口でその予防注射をしてもらいました。66ドル 5000円くらいでした。


奥様の陣痛が始まるまで 一日2回 wildlife refugeの散歩コースを一時間ほどお付き合いしておりました。
有明海の潟のような湿地が広がりムツゴロウがいるのではないかと探したくなり、
空には着陸態勢の飛行機がひっきりなし。いろいろな種類の鳥、貝、ウサギ、リス、などを見かけました。
近くにあるMiddle Schoolは平屋で 教室移動には外を通っていました。さすが雨が降らないのでしょう!
体育の授業でマラソンみたいな事をしていましたが、なかなかチャビーな生徒が多く、
アメリカの食生活の問題は根強いと感じました。


陣痛が始まり いよいよ病院に行きましたが、最近建ったばかりのきれいな病院でした。
私の居場所と同じくらいの個室が与えられ妊婦は退院まで一歩もそこから出ずに過ごします。
今は日本でもそう言う産婦人科が多いそうです。
妊婦の居心地が良ければ何でもOK.
旦那さんでもない私に奥様が一緒にいてほしいと言えば 病院はOK.
Wifiが入っているためネットも無料で使えます。


奥様が分娩のときも一緒にいてほしいとおっしゃったもので
「それは業務命令ですか?」と聞いたら
『はい!』ということだったので
「承知いたしました」。
それからは壮絶なお産の現場でした。
「家政婦は見たNO.2」で紹介させていただきます。