やっぱりライブがいい!

先日サントリーホールで行われたN響の演奏会に行ってきました。
指揮:ロジャー・ノリントン ピアノ:マルティン・ヘルムヒェンの演奏で
ベートーベンシリーズでした。


ロジャー・ノリントンの指揮は 後ろ姿をみていても楽しそうでサントリーホールのステージのあちら側の席に座って
彼のお顔を拝見したい!と思ってしまいました。
N響アワーでの放送が楽しみです。
時々 観客の方をみて 『どうだ!!たのしいだろう?!』とか『楽しんでいるかい?』と
自信ありげにお茶目に笑いかけるノリントン


もちろん音楽を聴きに行っているのですが、指揮者の後ろ姿と衣装をみるのも大好きで、・・・ハイ!!
120%素人的な楽しみでして・・・フフフ・・・
ちなみに小沢征爾の後ろ姿が一番すき!ジャズでは秋吉俊子がカッコイイ! 
てなわけで結構 コンサートはみていると思うのですが、
交響曲一曲を聴き終わった時に 『凄かった!感動した!』と言うコンサートは数々あれど 
『楽しかった!!』と最初に素直に言えるコンサートはなかなかありません。
今回のプログラムのベートーベンのバレエ音楽『プロメテウスの創造物』序曲と交響曲第2番は
まさに「楽しかった」と素直に言えるものでした。


数年前から大分県に住んでいる友人の渋谷千景さんが ドイツにご縁があって
そこで見つけてきたすてきな才能のあるピアニストを大分で紹介しており、一度聴いてみたいと思っていました。
やっとその彼に巡り会って その日のプログラムの最後ベートーベンのピアノ協奏曲5番『皇帝』を聴きました。
超〜〜ハンサム!若い!うちの娘と同じ年でした。
千景さんが 自慢げに「すばらしい才能でその演奏姿も真摯ですてきなの!!」とおっしゃっていた訳が分かりました。
その通り!


ピアニッシモの音がきれいで よく秦万里子が言っているピアノの倍音がすーっと響いてきて感動しました。
彼にとったらおじいさんのような指揮者との共演、ピアノコンチェルトの迫力、まじめに取り組む好青年 
これからが楽しみです。演奏終了後の指揮者と独奏者とのハグも楽しみの一つです!(きゃ〜!ミ〜ハ〜!)


昨日 偶然にラジオで、
指揮:ジェームス・レバイン ピアノ:アルフレッド・ブレンデル シカゴ交響楽団の『皇帝』を聴きました。
名演奏と言われているものでラジオからもその熱気が伝わってきました。さすがに凄い演奏だ!迫力が凄い!
でも あの生のピアニッシモの空気感と緊張感はわからない。
指揮者の後ろ姿、(ちょっと自慢!ジェームス・レバインは大好きな指揮者の一人。
NYに住んでいた頃シリーズで彼のコンサートに行っていましたから、想像はつきますが・・・
小沢征爾ほどセクシーではないの・・・ぎゃ!)
ピアニストの顔はわからない。お客様の興奮ぶりもわからない。


やっぱりライブがいい!
始まりから終わりまで 日常とは異空間の中のプロの演奏と観客との応酬。
それがあってからこそ名演奏が生まれる訳で 生が良い!
提供する場合も 提供される場合も
ライブにこだわり ライブを楽しみたいな。