時代と向きあう不思議な縁

なんで私たちの国日本に こんな大きな自然災害が起きたのでしょう?
地球の歴史からみたら 大きなくしゃみくらいなのでしょうか?
次のくしゃみが起こらないように 祈るしかないのでしょうか。


自然災害は凄い悲劇をもたらしますが、
地球規模の歴史からすれば また再生されていくのでしょう。


しかし、原発はその輪廻からはずれ歴史に挑戦し、
再生されて行く自然に黒い点としてきざまれていくような
気がします。


化学工場の工場長をしていた事のある父が
『工場は 速やかに止める事ができるように作るのが工場の責任なんだ!』と
先日話していました。
本当に その責任を果たしてほしいと思います。


それでも 人間は強くやさしい。
この困難を必ず乗り越えると 信じられますし、
この困難が知らせてくれる絆の深さが 見えてきます。


今の立場の私たちがする事は何なのでしょう?
一生懸命考えて 私たちが今迄こつこつとやってきたように、
その仕事を頑張ることと
被災された方々、または疲弊してはいけない日本の事を
いつも頭に置いて私たちらしく
なにか実行して行きたいと思っています。


具体的なその一つに
ボルネオの子供たちに送るエメラルドグリーンのピアノが海を渡る前に
小原孝さん(東京)と花房真美さん(大阪)というすてきなピアニストにお声をかけて 
大変に小さな会場ですが チャリティーコンサートを開催する事にしました。


この状況下に コンサートを開催する事は苦渋の選択でもありますが、
ニューヨークの同時多発テロ9・11の後に ブロードウェイが一日も休まず開催した事が私の決断の見本です。


そして 開催を決定してから、ある方から
『このピアノは時代と向き合う不思議な縁(えにし)をもっていますね。
万博に始まり、日本での最後のおつとめが「大震災チャリティー」となるのを知って感動しています。
ぜひこの目と耳で記憶にとどめておきたいと思います。』・・・・という メールをいただき 
背中をドーンと押していただいたような気がしています。


どうか皆様 お時間を作って このエメラルドグリーンのピアノの力、
時代と向き合う不思議な縁 を感じにいらしてください。
お待ち申し上げております。