幸せの形

ニッキーの結婚式

NYに住んでいた13年間は 子育てに専念し
子供がらみの学校のボランティアなどに
一生懸命 参加していました。


中でも 二人の子供たちがテニスをしていたので
週末はあちらのトーナメントこちらのトーナメントと
車で何百キロも運転して 連れて行っておりました。


子供の試合を見ている時だけ 手に汗をかくんだ!と
親子の絆って凄い!!と思ったものでした。
とにかく目の前の試合に勝ってほしい!
強くなってランキングを上げてほしい!と  
いつも思っていたのですが・・・


いつも試合に負けているアメリカ人の子供の親が
「子供を育てるのは 待つだけ。
負けても負けても信じて待っていれば
体と精神が育ってきて その成長が一致したとき必ず花が咲く。」と
話してくれたのがきっかけで
あまり目先のことに捕らわれずに 
ゆったり構えられるようになった気がします。


秦万里子の 「なんだそうだったのか」の歌詞にもあるように
親は子供に育てられているところが 大きいですね。


そんなNY時代、子供たちと一緒にテニスを習っていた
娘たちにとっては幼友達のニッキーの結婚式がロスアンジェルスであり、
いまNY在住の我が娘がお祝いに行ってきました。


話には聞いていたのですが ニッキーはレスビアンで
結婚式のお相手は女性です。(写真参照)


娘からの報告によると 素敵な結婚式で 
昔、娘を信じてテニスコートに送り迎えしていたご両親も
とても幸せそうだった・・・・ということでした。


はじめてニッキーの結婚の事を聞いたときには
ちょっとビックリ! ご両親のお気持ちなども察してしまいました。
でも ご両親の今までの葛藤などはわかりませんが
今では本当にニッキーの幸せを願って応援しているんだと思いました。

 
幸せの形って 決まっていなくていろいろあるし
考え方一つでいろいろあることがおもしろくなり、
許容範囲が広がっていくことが 
人生を豊にしていくような気がします。


子供が教えてくれた 幸せの形のひとこまでした。