できれば3拍子が・・・

金沢のお茶屋さんで

もちろん音楽にとってはとても重要な事だけど
芸術全般、スポーツ、勉強、家事、生活、
寝ること以外では この事は なかなかポイントが大きいのではないかと思います。


それはリズム。Rhythm。
(英語のスペルも発音もなかなか難しい。
今も電子辞書で確かめてしまった、あは!13年もNYに居たのに・・・)
日本語で言うと調子。
体でも調子が良い・・って言うし・・・
でも調子の良い人・・って・軽そうだ!


10月25日鎌倉の二階堂学舎で行われたANOVIO+一丸聡子のコンサートは
本当に素晴らしいものでした。
元々森下滋の奏でるピアノはとてもリズム感が良くて大好きで
その上に真部裕の極上のヴァイオリンの音が琴線に触れます。
今回はそれに一丸聡子のパーカッション!
容貌から感じる女性らしさや色っぽさは微塵も無く(失礼!)
きっぱりしていてカッコイイ!!
この3人のコラボレーションは いろいろなところで皆様に聞いていただきたいと
願います。


リズムといえば忘れられない出来事が・・
金沢日航ホテルのコンサートが終って NY時代の友人ご夫妻に 
秦万里子と一緒に、たぶん一生で最初で最後の・・・
御茶屋に連れて行っていただき
芸姑さんを交えてお三味線や踊り、太鼓などのお座敷遊びを経験させてもらいました。


年季の入ったお三味線に合わせて ありえなく綺麗で見とれてしまう芸姑さんが
日本舞踊を踊ってくれた後
小太鼓を叩かせてくださいました。
なかなか難しい!
三味線に合わせて太鼓の真中と淵を叩いてリズムを刻む・・・


それが 秦万里子の手にかかるとリズミカルで踊りだしそうで上手いこと、
ここだけの話 ん?・・・いつも叩いている芸姑さんより
上手かったかも!!
「あれ以上難しいリズムを叩いたら 皆さんに悪いと思ってやめた!」と
後で のたまいます秦さん。
(写真 参照! 姿勢が違いまする!)
頭の中に刻まれたリズムをすぐに体で表現できるって・・すばらしい!
一般人はそうできるモンじゃあ〜りません!


それが 一般人の集まりのコーラス隊。
秦万里子のエネルギッシュな指導が素晴らしいからだと 確信していますが、
3回の練習だけで立つステージ上の 
普通の主婦軍団の体から湧き出るリズムとエネルギーは
多少ばらばらでも 観客を弾き付けます。


プロのダンサーが群舞するのはとてもカッコイイ。
それとは比べ物にならないリズム感ですが (失礼!!)
それとは比べ物にならない熱いものが 伝わってくるのです。
頭の中でグルグルまわっている音楽を声に出して歌うことと同時に
体でそのリズムを表現するのは一般人にとっては本当に難しいことだと思います。


何で あんなにコーラス隊の皆さんが輝いて見えるのでしょう?
それは 自分が参加したい、
歌いたい、笑いたい、
ステージに立ちたいと思って応募してくださった事と
コーラス隊の高揚と連帯感を
ステージの上で見事に花を咲かせる秦万里子指導力の素晴らしさに
あるのだと思います。


でもそれだけではない!
その根本には秦万里子が表現する音楽の魅力だけではなく 
彼女の生き方にも共感してくださっているのではないかと思いました。
大阪ABCホールでのコンサート前日
皆様に自己紹介をしていただいたときに、多くの方々が涙を流して
秦万里子との出会いを喜んでくださいました。
コーラス隊のエネルギーってここから出ているのじゃないか・・・と
強く感じました。


コーラス隊の皆様にとってはたった二週間の出来事ですが
その時の経験で体の調子も良くなり、人生のリズムが良くなり、
楽しみが増えていたらうれしいことです。
度が過ぎて 調子の良い人・・・にまではならないでいただきたいわ〜〜!


私自身 秦万里子との出会いで その後の人生のリズムをアップしているように
感じます。
秦万里子の輪が大きくなることは、NYパワーハウスの輪が大きくなっていくこと、
関わってくださっているたくさんの方々と
できれば3拍子のリズムで 輪を大きくしていけたらいいな!
みんなで助け合いながら・・・・