実は New York No.2

タイムズスクエアー

あと7時間で久しぶりのニューヨークとお別れです。
この時期のマンハッタンはとにかく観光客で溢れていて
人が多い!何処へ行っても渋谷のようで 歩くのが大変です。
特にロックフェラーセンターの周りは4ブロックくらい人人人、
その中で車も渋滞して、あちらこちらに警官が立っています。
それでも向こうからはサックス、あちらからはドラムの音が
聞こえて来ます。


昨日は昼Tango Fireという情熱的なタンゴで構成されたショーを見て、
夜はGreaseを見ました。


タンゴは女性の衣装もさることながら踊りがセクシーで
本当に魅了されました。後ろのバンド
バンドネオンとベースとバイオリンにピアノ)の音楽が
素晴らしかったです。大好きなリベルタンゴもありました。


夜のGreaseはとにかく明るい、楽曲が聴きなれていて良いので
最高に楽しめました。
ただ高校生にしては キャストが年取っていませんか?!って
感じでした。
こちらもバンドが格好良かった!!
ほとんど踊りながら指揮をしている指揮者が凄かった!


今日は思い出のThe Fantasticksを見てきました。
大学4年のとき、自分たちが中心になって公演をした作品で
今私がこういう仕事をしている原点かもしれません。
過去に何度見たかわからないくらい見ている作品でもあります。
商業演劇ではあるのでしょうが 小さな小屋で観客の目の前で
演じられるので ブロードウェイのいかにも商業的な演劇とは
一線を画しているような気がします。


今日も観客は60人くらいだったと思うのですが
最初にEl Galloが『Try to rememmber』を歌いだすと
観客の中(どちらかというとお年を召した方)に涙を流している人が目立ち 
それを見て私も熱くなりました。
私もそうですが きっと何かの思い出を持ってみにきているに違いないと
その人たちの人生まで感じてしまいました。
初っ端から涙を流しながら見られる作品があるなんて
幸せだと思います。
今回は涙は出ませんでしたが あと20年くらい経って
『The Fantasticks』を見るときにはきっとそんな心境になっているんじゃないかな??
なんて想像してしまいました。
ここでも作品と楽曲の持つ力を感じました。


さてさて楽しかった5日間も終わりです。
今回はミュージカルに集中して 他の音楽や絵を見たりする余裕が全く無かったのですが
なかなか良い滞在でした。
また癖になりそうです。


タイムズスクエアーのカウントダウンの用意が着々と進んでいました。
今年はTOSHIBAのネオンにミラーボールが降りて来るようです。
日本の企業がんばっていますね!


皆様もどうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
来年も本年と変わらず宜しくお願いいたします。


2008年12月30日 ニューヨークにて・・・