不思議な偶然 in NY

イルサさんと

2004年9月のコンサート以来
"I am the first fan for Shigeru in New York"
と ニューヨーク在住のイルサさんが言っています。
うれしい言葉です!
何でこんなにスーッと心が通じるんだろう・・・
日本人にとても寛容な素敵なおばあさんなんだなあ!!
と、思っていました。


そのイルサから先日 
1991年にニューヨークで日本語を教えていなかったか?と聞かれました。
昔の写真を整理していたら、日本語クラスのスナップが出てきて
その中に確かに“裕子がいる”という事でした。


すっかり記憶から無くなっていたその頃の自分を呼び起こしてみると・・・
そういえばニューヨークに行く前の忙しい中、
日本語教師の資格を短期集中講座で取っていました。
ニューヨークの生活になれてきた頃、少しでも社会に貢献したい・・・と言う思いで
日本語を教えるヴォランティアを近くの高校でしていました。


お料理の先生、バスの運転手さん、日本に興味を持っている7,8人に
毎週一回教えていました。
バスの運転手さんが大型バスを出してくれて、みんなで日本食を食べに行ったことが
ありました、たのしかったぁ!


その中に、イルサさんがいたのです!
この偶然!
curious coincidence!
15年前に生徒として出会って、2年前にファンとして出会って、
今年それが一緒の人だったと確認・・・その時間の流れが
不思議です。


日本語教師の資格を持っていたなら、もっときちんと日本語を教えてくれればよかったのに!!
と、わが娘たちの悲痛な声が聞こえてきます・・・とほほ
我が日本語で教師になろうと思ったこと自体がおこがましいです・・・ハイ


しかし、まったく知らない新しい環境に入らなければならない時
希望にも満ちていますが、
自分の居場所があるかな?と不安になります。
15年前にもそういう気持ちから、日本語教師の資格を取って
自分の居場所を確立したいと思ったのでしょうね。


ロンドン、ニューヨーク、横浜、東京、に住んでみると、
次の生活への準備(俄か資格など)よりは
新しい生活に入っってからの前向きな姿勢と柔軟な心構えが
大切なんじゃないかな、と思えます。
そして、新しい人との出会いが面白いと思える
好奇心も大事でしょう!


さてさて、これからどんな curious coincidence があるでしょう!
楽しみです。