はあとふる・ふれあいコンサート

Vivid会の方々

NYのChildren's Hospitalを訪ねたときに、
日本にも世田谷に良く似た素晴らしい子供病院がある・・・
ときいていました。
先日、New York時代のお友達に久しぶりにお会いしたら、
お孫さんがそこの病院にお世話になっている・・・ということでした。


生まれてしばらくして難病が見つかり、お嬢さん御一家は治療を受けるために
その病院の近くに引越したそうです。
おばあちゃまにあたる私の友達は、神戸から何かあると
娘さんの為、お孫さんのため・・と思って上京してくるのです。
でも病院に入院している2歳のお孫さんにとっては、
“この人が来るとママがどこかに行っちゃう!!”と
まるで鬼が来た様に思うらしく、泣きじゃくって
その対応にとても心が痛む・・・と言っていました。


すばらしい箱(ここでは病院)があっても、
そこに携わっている人たちの心や対応が何よりも大切です。
でも一生懸命やっても、理解してもらえない、寂しさをぬぐえない・・・
どうしようもない事はあると思います。
医学的なケアーと心のケアーは、一体になっていないといけないのでしょうね。
これは、病院だけでなくどんな場合にもいえることではないかな!


先日 佐賀・鹿島市の“はあとふる・ふれあいコンサート”に
森下滋真部裕・愛野由美子の3人がゲスト出演させていただきました。
Vivid会という心身に障害を持った方たちを受け入れたり、サポートする団体
が主催して、今回が5回目のコンサートです。


障害を持って生活している人が鹿島市だけでもこんなにたくさんいらっしゃるんだ!!
と言う現実に驚かされ、5回続けていらしたVivid会の皆様のご苦労をお聞きして、
本当に頭が下がる思いでした。
障害児を持った親も、ヴォランティアで手伝っている方たちもみんな明るい!
一年に一回のステージの為に練習をして、当日は心を開放してみんなで喜び合う・・・
却って感動や元気をもらいました。


演奏も特別なプログラムを構成し、
体を動かしながら聞いている子供たち、
童謡スネークでは思いがけないピュアーな反応、
日ごろ忙しいお母様方にはひと時の感動の時間、
最後の”散歩”では 愛野さん森下君の連弾で
ヴァイオリンを弾くのをすっかり忘れて
ステージ上の子供たちや、客席のお客様のリードを
歌でしてくれた真部君!
その場の雰囲気をつかんだフレキシブルな演奏、素晴らしかったです。


どんな立場でも音楽を楽しんでくれる人、
または音楽の楽しみを知らない人にでも
納得のいく素敵な演奏を提供していきたいですね。
今回の はあとふる・ふれあいコンサート よんでくださった平田さん!
ありがとう! Vivid会の皆様、お疲れ様でした!!