on time

JR福知山線脱線事故から一週間
107人の命が奪われ、いまだに病院に入っている方が
460人もいらっしゃいますし、
他にも公共の乗り物での事故が相次ぎました。
本当にやりきれなく、家族や友人を失った方には
心からお見舞いを申し上げます。


想像の粋を越えないし、とても同じ立場には立てないのですが、
子供を突然に失う親の気持ちは
胸をえぐられるように辛いです。


1分半の遅れ・・・・
ニューヨークでの通勤電車や地下鉄とついつい比べてしまいます。
ニューヨークでは4,5分の遅れは当たり前。
待っているホームと突然違うホームに電車が着いて、あわててそちらに移動する。
駅の売店が閉まっていて、電車の中でしか切符が買えない。
時刻表もなく来た電車が何処行きかは,電車の表示を見てからでないと分からない。
電車のアナウンスが、良くわからない。(日本人の私だから?)
なんだか、とてもアバウトです。


on time, punctual この言葉は 
人種的に見てもまじめな日本人にとって見れば
当たり前のことなのかもしれませんが、
アメリカに暮らしてみて、
on timeを守るためにストレスを感じる・・・
という人は、人種的な関知からもあまりいないのではないかと思いました。


多くの人がそのことを守れる、基準が高い、
そういう日本人だからこそ 高度経済成長があったのでしょうね。
何が良いのか、分からなくなりますが、
色々考えさせられる出来事でした。


NYパワーハウスでは、先日アバウトな時間の区切りで、
ピアノの森下滋さんのサロンコンサートをいたしました。
ヴァイオリンの真部裕さんがゲストで出演してくださり、
お客様とのお茶している・・・・といった雰囲気の会話があったりと、
楽しく、素敵な時間の流れでした。


モーツァルトの時代のサロンコンサートは、
普通のコンサートではできない遊び心いっぱいだったり、
挑戦的なお試しだったり、と面白い意義があったそうです。
あの時間が、森下・真部両氏にとって、そんなときであったら
企画者冥利に尽きます。


終わって、夕食の用意に・・・
子供が帰って来るから・・・と
皆様現実に戻って行かれましたが、
心の中は、さっきまでの現実とはちょっと違っていたり
するのではないでしょうか?!  そうだと、うれしいなあ・・・


また、22日の昼間泉ガーデンで行われたDaylightConcertは
おなじみのサパトスの登場でした。
さすが・・・・と思わせる、選曲と演奏。
それこそ巨大なビジネスビルのお昼休みの一時を
お仕事でストレスを感じている
皆さんがそれぞれに憩い、鋭気を養っていっていただけたら
うれしいですね。


何をしていても on time というのは、信用・安全にかかわる重大なこと、
そういう世の中に生きている現実を受け入れ、
あまりいらいらせずに、おおらかに色々なことが進めば
いいなあ・・・なんて、あまいかな?