目線

山口 萩

時々我が家にいる老犬が見ている世界はどんなだろう?
と アブーの目線になってみる事があります。
子供の目線に自分がしゃがんで合わせて見ると
子供の言っている事が理解できたりします。
上手く写真を取るときには 自分が動いたり しゃがんだりして
カメラアングルを探るといい。


いつも対等な目線でどんな相手とも接しようと思っていますが
不完全な弱い人間
その時の気分やその時の状況などで 突然
上から目線になったり へりくだり目線になったりしますよね。
そんな時心模様に従って 眼が上下したりしたらおかしいね。
いつも上から目線の人は 顔も お〜〜〜こわいこわい!


一月に山口県光市で公演をさせていただいた前日
時間があったので萩まで秦万里子と中島奏と文と一緒に行ってきました。
萩はとても素敵なところ!吉田松陰萩焼、ふぐ、楽しみました。
しかし 超印象的だったのが
魚の目線になれる秦万里子を見たとき ただ者ではないと思いました。


明神池で魚に餌付けをしたのですが 投げたパンが池の水面につくまでに
とんびが空からダイブしてきて取っちゃうのです!!
袋に詰まったパン切れは一つも集まってきた魚の口には入りませんでした。
上をみたら電線と木の枝に鳶 鳶 鳶 鳶 カラス 鳶 鳶・・・こわ〜〜い!
かなでちゃんは車の中からでてこないし、文は逃げ腰、
結構人間は同じ生き物だから大丈夫と思っているわたしも
これ以上はご遠慮!


ところが秦万里子・・・もう一袋パンを購入して池の淵にしゃがみこみ
パンを粉々にして淵のすぐそばにばらばらと投げ込む。
鳶は電線の上にずら〜〜〜ッと並んで狙っている。
魚には魚目線で「パンを食べるんだよ・・・」と話し、
鳶には鳶の母目線で「静かにしてなさい!」と諭す。
それぞれが秦万里子の言う事聞いている!ひえ〜〜!


魚、鳥、犬、草、子供、大人・・・どんな目線にも自然体でなれる
秦万里子。凄い人である!!ちょっと変である!!


3日前にNYパワーハウスの大番頭中川ひろ子が
ストレッチしていて足の指を折りましたぁ
昨日 私はテニス中に右ふくらはぎを肉離れしてしまいましたぁ
二人とも現在歩行不自由であります。
これも与えられた良い試練だし、 
いままで経験しえなかった立場の目線を経験できるわけです。
秦万里子ほど自然体にはいかないかもしれないけど、
いろいろな立場の目線を経験し、
自分らしい目線を確立できたら良いなあ・・・。


PS ブログを読んでくださった方が 「お客様目線」も大事ですね!という
感想をいただきました!いや〜〜本当に!
NYパワーハウスには the most important word!
TOYOTAさんも痛感しているでしょうね! タイムリ〜〜だぁ!