絵だって 音楽だって

富士山展

2回続けて富士山の写真をここに載せる事ができるなんて なんて幸せなのでしょう!
今回の写真は 秦万里子が描いた富士山です。銀座の小さな画廊G2で行われている富士山展に出品しています。壁にかけられている秦万里子の富士山、思わずお辞儀して「いただきます」と言いたくなり、見終わった時には 「ごちそうさまでした」と言いたくなりました。
独創的で さすが!!
久里洋二さんの富士山も面白かった、さすが!
小さな画廊に所狭しと並べてある作品、思いっきり近くでみて、ちょっと離れてみたいと思っても空間的にそれができませんが、
オーラを放っている物は 力強いです。 


この展覧会を拝見しながら 音楽の世界も一緒ではないかと考えていました。
小さなライブハウスから大きなホールまで 
アーティストが発表する場所はいろいろサイズがあります。
ライブハウスでのライブが素晴らしいからと言って 
そのまま大きな会場に持っていけばよいかというと そうではありません。
テレビ用 ラジオ用と やはり発信する相手がどんな人かという事を
把握しておくと より素敵にアーティストやその作品が輝くのです。


昨日2000名くらいの大きな会場であるコンサートを拝見しました。
ナレーターに今人気の超かっこいいイケメン男優が起用されていたのですが、
観客がドキドキしてしまうほどナレーションを噛むのです。
多分 その会場なら一回間違えても厳しい評価になるだろうと思いますが、
何度も・・・・
これが50人くらいのライブハウスであれば、間違えるのも愛嬌、それを逆手にうまく楽しいライブに仕立て上げていく事も、その人の実力にもよりますが、できると思います。


そういう意味では 発表する場所がどんな所なのか・・・というのはとても大事な要素で そこに合っていながら最高の物をお客様に提供するよう努力することが大事なのだと思います。
それが一致したステージは 大小を問わず感動が空間に伝わっていくのだと思います。


今までに自分が拘ったステージで 「これはやった!!」と思えるのはそうたくさんはないのですが 先日のみなとみらい勢歌隊の第2ステージはそれに近い物がありました。
50名の勢歌隊員をどう並べて どういう順番で歌い、どう退場するか、一番輝いて見えて、外に発信していることを強く出す、お客様がそれを理解して受け止めてくれる・・・短い時間でもそのキャッチボールが感動に繋がるのだと思います。
後は 秦万里子と勢歌隊員に御任せです。
みなとみらい勢歌隊が歌ってくれた「Heroes 2011,Japan」では思わず涙が
こぼれそうでした。


小さい会場なら どんなものでもありのままを出すことが最も魅力的ですが、
怖いくらいに実力が見えると思います。
大きくなればなるほど約束事がでて来て 準備された練り込まれたものを基盤になりますが、
やっぱり実力がある人が輝けるのだと思います。


最終的には見にいらしているお客様に素敵な時間を過ごしてもらえるようにするのが 
私が目指している所。
今年も良い物を提供していきたいと思っています。